自然の原理

ご縁があり、北杜市に行って来ました。
何事も表裏一体で、都心の社会化した人口問題である待機児童は深刻ですが、同時に地方の社会化した人口問題である過疎化も深刻です。
今まで、ずっと都心の人口問題を考えて来ましたので新鮮でした。
地方創生の打開策として、だいたいの地方自治体が人口増を掲げているのではないかと思いますが、当然、人口は有限ですから限界があります。
人口の集中は全ての新幹線を東京に繋げるなど、政府は昔から東京一極集中の環境を整えてきたのではないかと推測できますが、テクノロジーがなくとも自然に発生する現象だったのではないかと思います。
また、人口増を掲げた場合、移住者を集められる自治体と、集められない自治体に二極化しますが、これは東京に近いか遠いかという立地に大きく左右されますし、リニアが通ったらその場所もまた大きく変わるかもしれません。
人口が少なくても、自治体やインフラが機能する発明が起こるかもしれませんから、そもそも人口増という設定自体が正しくなくなるかもしれません。
地方創生については様々な研究が進んでいますが、門外漢の私は個人的に「ゴール設定」、「組織化」、「リーダーシップ」の3点が重要ではないかと感じました。
自治体としてゴール設定をしたら、そのゴールを市民が知っているかどうかが重要で、知らなかったら行動に移らないので何も起きません。
ゴールが浸透したら市民に役割が生じますから徐々に組織化していくと思いますが、それにはリーダーシップが欠かせません。
問題は、そのリーダーはどこにいるのかということが重要なのですが、これが解決できないと始まりません。
よって、私が考える一番重要なことは、いつも教育となってしまいます。
写真は樹齢2000年の桜とのことです。
よく見ると幹が空洞でしたが、それでも毎年、桜は咲くそうです。
幹がないのに桜が咲くという自然の原理はよくわかりませんが、過疎化という社会現象も自然であると考えると、よくわからないまま進化するかもしれません。

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