距離と単語

今日から名古屋と大阪です。

そして、本日、新幹線用に酔い止め薬を買おうと決心しました。

話は変わりまして、小規模保育。

今までは、単に小規模な保育園という使われ方をして来た言葉ですが、今後は一つの公用語として使われることになると思います。 今までの認可保育所と小規模保育の違いはたくさありますが、明らかに違うのは、“保育園の大きさ”です。

大規模施設から小規模施設へと変わるのですから、当然、大きさも異なってきますが、大きさに伴って何が違ってくるかと言うと、保育者と子どもの距離が違ってきて、当然、その距離は近くなります。

私は個人的には、年齢が低い子どもたちには小規模な保園が適しているのではないかと考えていました。

しかし、今までの法律では、小さい保育園は認可されなかったので、今回の法改正にはとても関心があります。

待機児童の8割以上が0〜2歳児ということもあって、現に、私が今まで建ててきた保育園も全て小さなものばかりです。

逆に、3歳児以上となると、友達が多く、子どもの社会が作れる大規模園が適していると考えています。

なぜ、年齢が小さい子どもにとって、小さい保育園が適しているかというと、子どもの関わる回数が多くなるからです。

先日読んだ本に書いてあったのですが、ベティ・ハートとトッド・R・リズリーという児童心理学者が1980年代に始めた研究でも発表されていますが、子どもにおける教育の決定的な違いは、3歳までに周りの大人から聞いた言葉の数であり、子どもの将来を決定づけるのは、2000万語の差であるとされています。

つまり、多くの単語を聞いた子どもは約3000万語の単語を大人から耳で聞いており、少ない子どもは1000万語しか聞いていないという結果です。

そのことからも、現実的には、子どもとの会話の回数、子どもに語りかける回数の増減を決めるのは、大人と子どもの様々な距離であると考えて良いと思います。

ずっと母親と一緒に居て、母親からのみ言葉を聞いた子どもと、いわゆる子どもから見て、自分の親戚以外の大人から言葉をかけられる環境下にいるとでは、単語の数や語り方などに大きな差があるのは納得がいくところです。

ですので、小規模な保育形態は、子どもとの距離を近づける良い環境になりうると言えるのではないでしょうか。

話はそれますが、そういう意味では、介護と保育の融合施設は、とても有効、かつ、こどもの教養において魅力的な環境と言えると考えています。

現在、フランクに言うと、ほとんどの親が「自分の子どもに教育を与えたい、しかし、自分が働く時間帯は保育もしてもらいたい。でも、その環境はなかなか手に入らない。」という思いではないでしょうか。

ここでいうところの教育の定義はさておき、社会人になって大切と考えられる力は、責任感や実行力や想像力や考える力など、たくさんありますが、その中でもコミュニケーション力も重要であるということに異論を唱える人はまず居ないと思います。

ここにおいても、子どもの頃から、たくさんの言葉を、多くの大人から聞ける環境に恵まれた子どものコミュニケーションの幅が広がるのも納得がいきます。

今後は事業所内保育も小規模形態化していくことになると思います。
どれだけ貢献できるか、行けるところまで行ってみようと思います。

ワールドカップ、今年は見れるかな。

W杯