農業のような経営は難しいが、きっと王道なんだろうと思う。

先日の日経新聞で、ソフトバンクの孫社長への取材記事の中で、タイトルは「脳がちぎれるほど考えよ」 と書いていましたが、個人的には、「時代は追わず、仕掛けて待つ」が印象的でした。

この感覚は、農業が近いと思います。

私は農業の経験は全く有りませんが、素人が考えても、農業においては季節を追っても仕方が無く、種を蒔いて、ジッと待たなくてはなりません。

問題は、「どんな土壌でどのくらいで発芽するどんな種をどのくらい蒔くのか」ということになるかと思いますが、それまでの計画や、種の調達、発芽して収穫するまでの期間の過ごし方など、ちょっと考えただけで難しい気がします。

事業に関わらず、これは人材育成にも通じるものがあるのではないかと思いました。

種も、土を選んで蒔いて、発芽するまで待たねばなりませんが、人も環境を選んで水をあげて成長するまで待たねばなりません。

だから、配属先(土壌)や育成(水)は大切だと思います。

種も人も、土壌や水を自分では選べませんが、少なからず成長することはできます。

そんなことを考えていたときに、ちょうどこの記事を読んだので考える切っ掛けになりました。

最近は、(当社にとっては)大規模な出店計画を進めたり、その為の方向性を考えたり、久しぶりに本を書いたり(今日もずっと書いてました)としていますが、各地の社会福祉法人で運営に関する顧問を依頼され、就任するケースも出てきました。

どんな事業にも言えますが、失敗する原因や、上手く行かない原因は、人が原因であることがほとんどだと思います。

なので、依頼されたときに、まず最初に確認するのは、ちゃんと土壌を選んで水をあげたのか、そして、発芽するまで待ったのかです。

空回りしている施設のほとんどの場合は、一ヶ月間のうち、育成に使っている時間が0時間です。

水をあげないと、人も野菜も育たない。

育っても、待たないと収穫は出来ない。

当たり前すぎる話ですが、いろんな環境下においても判断を狂わせることなく、この王道から外れることなく進めていきたいと思わせてくれる記事でした。

 

孫社長