物件はご縁

昨日、本社のある墨田区に小規模保育所がオープンしました。

保育事業に行うにあたっては、人材と資金と物件が重要である訳ですが、資金と人材は奥が深いです。

今回は物件に思うところがありまして、少しだけ書きたいと思います。

物件を選定するにあたっては、見るポイントが多少あるのですが、小規模保育にあたっては85〜99平米(30坪弱)の間の物件が適しているかと考えています。

他にも、賃料は40万円以下であったり、採光率が確保できていることや、二方向避難や、耐震性なども上げられます。

基本的に待機児童は都市問題ですので、都市部に出店する場合が想定されますが、都市部となると候補となるビルが隙間無く建っている光景は珍しくありません。

そうなると、二方向避難と採光率が課題となります。

ビルが隙間無く建っていると、当然、入り口以外の出口はありません。

そして、部屋の両サイドにある窓があったとしても、基準上、採光として見なされません。

これがなかなかの課題ではないかと思います。

その前に、保育所を設置する際には、一般的には検査済み証が必要なのですが、実際に自分でも建物を建ててみてわかったことですが、建物を建てる際は確認申請を申請します。

この確認申請を提出した時点と、竣工するまでの間に条件や環境が変わることがあり、結果として最初の計画と変わることは多々あります。

そうなると変更申請を出さざるを得ないのですが、その変更も無料ではありませんので、もし費用を惜しんで変更申請をしなければ、申請時と竣工時の計画が異なってしまい、検査に通りませんので検査済み証も発行されません。

そういうわけで、昭和56年以降の建物であっても、世の中には検査済み証が少ないのではないかと思うようになりました。

現在も、全国で出店計画を進めていますが、自治体によっては、基準をガチガチに固めてしまうと物件が全く無いことを知っていますので、ある程度の範囲で緩和している例もあります。

100平米未満は用途変更が必須ではありませんので、検査済み証は必ずしも必要という訳ではありませんが、個人的には検査済み証のある物件のみに出店しています。

理由は、検査済み証があると、コンプライアンスも遵守できていますし、もしものときに柔軟に対応できるからです。

すべての基準を満たすとなると、当然、数が限られてきますが、結果として、地道に進めることが一番の近道だと思います。

しかし、待機児童問題は深刻ですし、ある一定の数を確保するためには、やはり緩和は必要であると思います。

というわけで、都市部ですべての基準を満たす物件は貴重です。

頑張って探すしかありません。

ここで言う都市部とは、人口20万人くらいの町を指します。

しかし、届出制ではなく公募制の自治体への出店となると、公募期間中にその貴重な物件がたまたま表に現れるかというと、これもまた貴重です。

今回の出店に際しても、かなり前から物件契約を進めていました。

交渉力なども必要ですが、資金力のある法人だと、ずいぶん前から駄目もとで契約してしまう例もありますので、出店までは資金と物件の両方がないと難しい状況です。

頑張って、少しずつ増やしていきたいと思います。

以下、オープンした小規模保育所の画像です。

基本的には、このような小規模保育所を基本パッケージとして作っていきたいと思いますし、本日オープンした他社のお手伝いした小規模保育所も同じ仕様になっています。

小村井園外観小村井園1小村井キッチン小村井園トイレ