外国から日本を見て考える2

二日目は、井戸を掘りに行きました。
カンボジアは市外になると、道路はアスファルトではなく赤土なので、車はスピードが40キロくらいしか出せません。
当然、電気、水道、ガスはすべてありません。
近くに学校がなくて、片道2時間かかる。というのは困りますが、学校に行かなくても命が危なくなることはありません。
ですが、水が無かったら問題ですので、毎回、時間があるときは地道に一つずつ掘っています。
今回は、訪問した小学校をもう少し先に進んでいったところにある村です。

この村には、泥水はあるので、多分、水脈はあります。

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ちょうど良いところを見つけました。
村の周辺に行くと、ところどころ枯れ草の山を見かけますが、これは牛の餌だそうです。
ただ、牛がこの枯れ草を食べているところを見たことはありません。
地面から生えている生きた緑の草を食べています。

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井戸は、ドリルを水と一緒に地下30mまで掘り続けて水脈まで繋げます。
ドリルだけでは掘り進めませんので、早速、雨季に溜まった近くの水場から水を手配します。

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ホースで掘る場所まで繋げます。

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ドリルに水を流し込みながら掘り進めます。
地下5mくらい掘れば、水脈があるかどうか判別できますが、それまでも、結構な力仕事です。

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社員もちょっとだけ掘りました。

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地下30mまで掘れば、後は周りをレンガとコンクリートで固めます。
この時に、思い思いのメッセージなどを加えることができます。
だいたい、ほとんどの場合は、井戸に名前を付けたり、自分の名前を入れてみたりしています。

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ちなみに、私は井戸が枯れないように恵比寿石像を井戸にセッティングしておきました。
これで水は枯れないと思います。

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完成しました。あとは一晩おいて、完全に固まるのを待つばかりですが、帰国しますので完成は見ることができません。

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記念写真。

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井戸掘りという職業は、非常に喜ばれる仕事だと思いました。
日本にはもうほとんど無いと思いますが、こちらではメジャーな兼業できる職業です。
職業は15年スパンで変わると言われていますが、カンボジアでは井戸掘り業は15年後もありそうな感じがします。
日本の半分近い、毎年約50万人の出生数を保ち、爆発的に人口が増えているカンボジアでは、おそらく10年や15年くらいではインフラ整備が間に合わないのではないかと思います。
日本もかなりのODAを行っていますが、ここ最近の円安でどうなるかが気になります。
額自体は変わらないとは思いますが、ドルやリエルに換算すると50%も変わっていますので、たとえば道路整備でも今までよりも整備する距離が短くなるのではないかと思います。
井戸を掘る金額も、今回の旅費も前回1ドル80円だったときよりも50%アップでしたので実感しました。
小学校を建てるにも、以前は300万円台だったのが、今では一校500万円です。
そういう事情を踏まえて、新たな事業展開を考えなくてはなりません。