第1回事保連シンポジウム東京大会を開催しました。

先日、7月29日(日)に、第1回 事保連シンポジウム 東京大会が開催されました。
当日は台風の影響もありましたが、100名以上の方々にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
事業所内保育団体連合会という名称ながらも、ご出席いただいた方々の属性としては、社会福祉法人、医療法人、株式会社、学校法人などがそれぞれ約20%を占めるなど垣根のない団体になっています。
日本事業所内保育団体連合会は2013年に設立された業界団体であり、今年で設立5年目を迎えることができ、お陰様で今年7月1日現在、212事業所の皆様に会員登録をいただいています。
日本初の幼稚園とされているお茶の水女子大学附属幼稚園が設立されたのは明治9年(1876年)、日本初の保育所は明治23年(1890年)の新潟市の家塾静修学校の付属施設と言われていますが、事業所内保育の歴史も古く、1894年に大日本紡績会社の工場内に設置された事業所内保育所が確認できる最古の記録と言われており、今日まで両立支援型、地域型、企業主導型などの事業所内保育の制度が長い年月を掛けて整い、両立支援型及び院内保育を含めたは事業所内保育は4,561施設で73,660人(2015年)が利用し、地域型は461施設で定員は8,734人(2017年)、企業主導型は2,597施設で定員は59,703人(2018年)となっており、全国の保育所等の定員数である274万人(2017年)のうち5%超を占めるにまでになったものの、当団体が設立されるまでは事業所内保育の業界団体が発足されることはありませんでした。
当法人は、まだ両立支援型の事業所内保育しかなかった頃に、子ども・子育て支援法の1つの事業として地域型の事業所内保育を導入することを目的として設立された団体でした。
そして、その役目を果たした頃には、当団体への加盟法人も事業所内保育の設置者を中心に急増しました。
今では、児童を対象とした団体保険事業、大学等に所属する研究者を対象とした福祉研究費助成事業、そして、日本社会福祉マネジメント学会運営事業へとその事業の幅を広げています。
昨年、保育所保育指針も改定され、一人一人に合わせた保育や小学校への就学支援が重要視される中、保育所に在籍する255万人の児童の保育の一端を担う私たち保育関係者の社会的役割も増してきています。
待機児童のほとんどは東京都ですが、昨年は256ヶ所もの保育所が設置されたと公表されました。
利用児童数も昨年から16,059人も増加しましたが、この一人一人に合わせた保育を提供していかなくてはなりません。
昔から、一人一人に合わせることができる人たちは「センスのある人」と言われてきました。
しかし、この「センス」とは一体何なのでしょうか。
単純に知識や技術でしょうか、人とコミュニケーションが取れる教養でしょうか、性格の良し悪しでしょうか、相手の表情を正確に読み取れる能力でしょうか、過去の膨大な記憶の蓄積から未来を予測する力なのか、大事なことを見極める課題設定力なのか。
いずれにしてもこのセンスがわからない限り、これから求められる社会福祉が実現されることはないでしょう。
私は、そのような疑問を持ち、少しでも真理に近づくために、産官学から様々な知が集合する場として、多くの方にご協力いただき、日本社会福祉マネジメント学会を発足しました。
本シンポジウムは、今年から原則毎年2回開催し、保育所を運営する事業者、保育者が集まり、各々の活動報告、研究者の研究成果、未来を見据えた動向に対する有識者の意見などから事業者が新たな知見を得ることで、より良い保育のあり方を学ぶ場を提供することを目的としています。
当法人の活動趣旨をご理解いただきまして、当団体へ加盟いただくことで本事業の発展を支えていただけますよう、今後ともよろしくお願い申し上げます。
次回は、来年2月24日(日)に大阪で開催予定です。

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